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曼荼羅(まんだら)とは

What's MANDALAArtistry and SpiritualityMaguu' MANDALA Museum

 Artistry
 Spirituality

  芸術性・精神性

現在、チベットにおいてもっとも多く曼荼羅が製作されています。
基本的には仏教の僧侶により製作されていましたが、より精密で精神性を追及した曼荼羅の絵師によって製作されるようになりました。その製作には、瞑想をして望み、日々精進の上に作り上げられるという、まさに超芸術です。仏様の表情や、しぐさなどの細部にわたる表現や、色彩、デザイン性は、それぞれの絵師達の精神と技術が凝縮された逸品です。
絵師達は、僧侶と同じような精神性が求められるため、技術の鍛錬とともに、精神の鍛錬も欠かすことができません。このような精神と技術から生まれた作品には、見るものをある時は圧倒し、またある時は安らぎを与える力強さがあります。芸術性、精神性の双方を備えた作品は、大変貴重です。
もちろん、それぞれの作品には優劣があります。また、精神性を無視したものも出回っています。が、それは一目瞭然!目で見て、心で感じる芸術です。


  ■様々な意味を持った曼荼羅  1

仏頂尊勝母(ウシュニーシャ・ヴィジャヤー)
仏頂尊勝母は『仏頂尊勝陀羅尼』の功徳徳を仏格化した女神で、ネパール、チベットを通じて広く信仰されている。この陀羅尼は仏塔の中に納めると功徳があると信じられていたので、仏頂尊勝母もこのように仏塔の中に描かれることが多い。
マヒシャサンヴァラ曼荼羅
この作品は、ネパールの伝統的様式で描かれたマヒシャサンヴェラ曼荼羅である。本尊は水牛の頭をもつ恐ろしい忿怒尊ヴァジュラバイラヴァで、ネパール語ではマヒシャサンヴァラ、ネワール語ではメグサンヴァラ(いずれも水牛の頭をもつサンヴァラの意)の名で親しまれている。
白色ターラー菩薩
ターラー菩薩は、観音の瞳(ターラー)から生まれた美しい女神で、観音の救済にもれた人々も残らず救う万能の救済者として、ネパールの仏教徒に篤く信仰されている。白い身色をしたこのスタイルは白色ターラーと呼ばれ、病気平癒、延命長寿など息災法(そくさいほう)関係に効験ありとされている。

ヴァスダーラ(持世)
ヴァスダーラ(持世)は財宝を司る女神で、財宝法ジャンバラ(右上に描かれる)の妃といわれる。ネパール、チベットをつうじて幅広く信仰されたが、本品のような六臂像は、ネパールに流布する図像である。

トラヨーダシャートマカ・ヨーギニー(十三尊瑜伽女)
この作品は、中央に三角形を複雑に組み合わせた図形を配しその中に十三尊のヨーギニー(女性のヨガ行者)を配する。上向き三角は男性原理、下向き三角形は女性原理を象徴すると言われ、構図にはヒンドゥー教のシュリーヤントラの影響がうかがえる。
金剛薩タ父母仏(ヴァジュラサットヴァ・シャクティ)
この作品は中央に白色の金剛薩タ(ヴァジュラサットヴァ)を描き、金剛薩タの左膝上には妃を配する。このように配偶神を本尊の左膝上に描くのは、インドのミトゥナ(夫婦交歓)像の影響を受けた形式で、ネパールの仏画に多く見られる。

 




 

Artistry and Spirituality
(芸術性・精神性)

Maguu' MANDALA Museum
(曼荼羅美術館)